3月のライオン-アニメ映画情報まとめ-

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漫画

3月のライオン漫画第5巻 -個人的名言・名場面-(ネタバレあり)

2016/12/07

3月のライオンは、将棋漫画として話題となり、様々な賞を受賞するほど有名となりました。

しかしそれだけで有名になった訳ではありません。

将棋に関わる全ての人の物語が繊細に描かれており、感情移入しやすく登場人物のセリフが一つ一つ心に残るのです。

そのような人間模様を将棋と共に描かれた物語なので、有名になったと感じます。

今回そのような心に残る名言を紹介できればと考えています。

名言だけでなく、その名言が生まれたストーリーまで書いていますので、より分かりやすいかと思ってます!

あくまで個人的に名言だと感じたセリフを紹介しますので、皆さまの感覚とずれているかもしれませんが是非見ていってくださいね!


 

帰郷した島田開

5巻 13P出典:3月のライオン第5巻 -13P-

宗谷冬司に敗れ、故郷である山形県に帰ってきた島田開。

駅には大きな応援幕が掲げられていた。

『将棋のまち天童市から名人を』

島田は思った

(何て言って 詫びたらいいんだろう)

(みんな優しいから きっと俺を責めたりしないって 解ってる)

(━━だから余計 辛い)

 

天童市では恒例である『人間将棋』で盛り上がったり

イベント『百面指し』などが催された。

町民ととても楽しそうに接している島田。

一緒に来ていた零まで幸せな気分にさせた。

 

島田は町民からいつもの差し入れを頂いていた。

島田開「もうっ 変わんないなぁ」

町民「変わんねぇさ」

「変わんねぇ 大丈夫だから 焦るな 開.......」

あせる気持ちに 溺れてた

何度 ふり出しに 戻ればいいのかと

途方に暮れていた

島田開「さて と...」

「━━また今年も 一から頑張りますか...」

その気持ちは これからも

消える訳では無いけれど

「恐いながらも 通りゃんせ 通りゃん せ...」

3月のライオン第5巻 -24~25P-

個人的感想

島田さんの事を、いつも通りに暖かく迎え入れてくれる町民の方たち。

町民のために一から頑張ることを決意する島田さん。

まるで天童市が大きな家族みたいですね。

誰かのためにこそ頑張れるんですね。

本当にいいシーンだと感じます。

 

桐山零の部活動

5巻 82P出典:3月のライオン第5巻 -82P-

将棋科学部の活動でラムネを作ることとなった。

先輩の野口がラムネの作り方を零に教えている。

不器用な零を見て楽しそうに笑っている先生や他の生徒たち。

零も夢中でラムネづくりに励み、楽しげだ。

その瞬間、零はふと思った。

桐山零(あれ? 何だ ━━━コレ...)

(オレ 部活やってる...)

(笑って しゃべってる 学校で...)

ラムネは 甘くて 口に入れたら ホロホロと崩れて

胸いっぱいに 溶けていった

━━うっかりすると 目から何かが出そうだったけど

それは死ぬ気で ふんばった

 

のこったラムネは ノートの切れ端に包んで カバンに入れた

ひなちゃんと モモちゃんにあげたら 喜ぶかもしれないと 思ったから

会いに行こう あの橋を渡って ━━そして ラムネの作り方を

部活の話を 野口先輩の話を 先生の話を

━━聞いてもらいたいと思ったんだ

3月のライオン第5巻 -81~85P-

個人的感想

零が普通に学校生活を楽しんでいますね。

今までずっと望んでいたことが出来ました。

零は思わず涙があふれそうになったけど、必死でこらえました。

この嬉しい気持ちを、幸せを、川本家のみんなにも分け与えたい

という零の気持ちが伝わってくるシーンでした。

 

先生グッジョブ過ぎる(泣)

 

後藤正宗の登場と桐山零の回想

5巻 96P出典:3月のライオン第5巻 -96P-

将棋会館に訪れた桐山零と二階堂晴信。

宗谷冬司名人と隈倉健吾九段の名人戦七番勝負が放送されていた。

零と晴信がいつものように言い争っている。

それを聞いていた、横にいた棋士がこぼす。

「その元気を島田さんにも わけてやって欲しいくらいですよ」

「宗谷さんに 魂 吸われちゃったんじゃねーの?」

「影というか 違うところまで 薄くなって来ちゃってたりして(笑)」

さすがに言い返してやろうと零、晴信が振り向いたそこには、後藤正宗の姿があった。

後藤正宗「ふぅん 気楽でいいなぁ タイトル戦に 縁のないヤツは」

「棋士なら 他人(ヒト)のアタマの心配より」

「タイトル戦にも 出れずに終わるかもしんない 自分の人生の心配でもしてろよ」

 

--(おとなげないぞと、柳原朔太郎・棋匠が諭す)--

 

「オレはただ リングに上がりもしねーで 野次だけを飛ばす ヤツを見ると 虫唾が走るんだよ」

続く

零はその光景を見て動揺していた。

--(桐山零の回想)--

--(後藤に殴られ、出血している零)--

桐山零「...姉さんにもう 近づくなっっ」

「自分はもう 結婚してんだろ? 何考えてんだよっっ」

「家族を大切にしないヤツは... クズだっ」

--(後藤がもう一度零を殴る)--

後藤「『クズ』ね でもって『許せない』 ふーん」

「何? お前 誰?  神?」

「これはいい これはダメ 全部 お前が決めんの? へー」

桐山零(━━わからない 僕には... 人間は混沌 そのものだ)

--(零の回想終わり)--

(島田さんの為の腹を立てた彼と 義姉を苦しめる彼が 一個の体に 棲んでいる)

(そいつを僕は... 憎めばいいのか それとも...)

3月のライオン第5巻 -93~99P-

個人的感想

後藤さんが棋士に対してスパッと正論をいいましたね。

しかし、回想シーン。高校生でも殴るのはダメですよ。(笑)

 

後藤さんにも何か思うところがありそうな描写が多かったです。

今後の展開で、新しい後藤の一面が見られるかもしれませんね。

「後藤は悪いだけの人間じゃないんだな」と、零は感じていますね。

零の中で、後藤の株が少しだけ上がったようなそんなシーンでした。

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桐山零の過去

5巻 145P出典:3月のライオン第5巻 -145P-

桐山零は公園にいた。

ベンチに座るとふとある木に気が付いた。

「懐かしいな...」

零がそう思った時、一瞬で違和感をおぼえた。

━━いや違う これは この気持ちは

 

--(零の回想シーン)--

--(遠くから空き缶を投げつけられる小学生の零)--

 

━━両親と妹が 事故で消えてしまって 僕は東京の 将棋の家の子になった

田舎(長野)では 小さな学校で ひとりぼっちだったけど ここ(東京)に来たら

大きな大きな学校の中で ホンモノのひとりぼっちに なってしまった

━━でも 友だちなんて 一回も持った事がなかったから ぼくにはそれが 普通だった

『普通だ』 ━━━と 思おうとした

クラスメートの直接攻撃を 悪化させないために ぼくはひたすら 気配を消した

そういうのには 慣れていたから 毎日 淡々と行動した

休み時間は 本に夢中になっている フリをして

お昼休みは 教室に残っていると 目立つから 校庭のすみの 植木の中に かくれてた

幸田の義母さんは 優しい人で いつも困ったような顔で 微笑っていた

僕はお母さんに 喜んでほしくて色々頑張ったけど

 

幼い頃の義姉(香子)「米とぎぃ? 零にやらせればいいじゃない 上手いんでしょ?私より」

幼い頃の義弟(歩)「フロそうじ?零にやってもらえばいいじゃん いつも『良い子』だって言ってんじゃん」

 

僕が手伝えば 手伝う程

お母さんは ますます 困った顔に なっていってしまった

 

夜になると 『自分はこれからずっと このままなのか』と不安になって 息もできなかった

━━━━だから 何も考えなくて済むように のめり込むように盤に向かった

ずっと 足のつかない夜の海に 浮かんでいるような 日々だった

この小さな盤しか すがれるものは もはや無かった

 

詰将棋は 出ている書籍を片っ端から 解きまくり 熱が出る程 読み込んだ

━━そして 父の書庫に眠っていた 全公式戦の棋譜 50余年分━━

そこから 美しくとじられた 江戸時代の棋譜まで 昼も夜も無く 並べ続け

━━休みはすべて 将棋会館や 父の紹介の将棋道場で 朝から晩まで 対局をした

指して 指して 指して 指し続けて 指して 指して

━━指して 指して 指して 指して 指して 指して 指して 指して

━━そうして僕は 今 ここにいる

3月のライオン第5巻 -146~154P-

個人的感想

これは辛い。辛すぎます。読むうちに苦しくなりました。

子どものころから、こんな壮絶な環境だったから、今があるんですか。

 

零はたまたま将棋の家の子になりましたけど、

現実から逃げるためなら、どんな家の子にでもなれたのだと思います。というか、ならざるを得ないですよね。

 

零は今、幸せなんでしょうかね。後悔はないんですかね。

昔は決して幸せじゃなかったとしても、せめて今だけでも後悔無く、楽しい日々を送ってくれたらと思います。

 

ひなたの決断と救われた桐山零

5巻 157P出典:3月のライオン第5巻 -157p-

最近、様子のおかしかったひなた。

ある日ひなたは、ボロボロの格好で泣きながら帰ってきた。

話を聞くと、

ひなたの友達が、学校でいじめられていた。

周りのひとは、遠巻きに様子を伺うばかり。

ひなたの性格上、当然助けてあげた。

しかし、事態はさらに悪化し、ついにその子は転校させられることが決定した。

ひなたは激怒した。いじめっ子に言い寄りケンカになった。

そして、ついに矛先はひなたに向けられ、現在に至る。

 

ひなたは号泣しながら訴える

ひなた「ちほちゃん 泣いてたっ 転校するの 恐いって...」

「またあっちでも いじめられたらどうしようって すごい 恐がってた」

「お姉ちゃんあたし ちほちゃんに 何もしてあげられなかった」

 

--(ひなたの姿にモモがつられて泣き、ひなたは気を遣って外に飛び出した。零が後を追いかける)--

 

「なんで こんな事になっちゃったんだろ... 2年生までは あんなに学校 毎日楽しかったのに」

「ちほちゃん... あんなに悩んでたのに どうしてっ みんな...」

「見ないふりとか 『かばってると あなたも やられるよ』とか どうして?」

「━━━でもっっ みんなが言った通りに なっちゃった 明日から ひとりだ」

「ひ... ひとりぼっちになるの こわいよう...」

「ほんとはずっと 恐かった ....でもっっ でもっっ」

「後悔なんてしないっっ しちゃダメだっ だって 私のした事は ぜったい まちがってなんか ない!!」

続く

その時 泣きじゃくりながらも そう言い切った彼女を見て ぼくは かみなりに撃たれたような気がした

不思議だ ひとは こんなにも時が 過ぎた後で 全く違う方向から 嵐の様に 救われる事がある

零「ひなちゃん ありがとう 君はぼくの 恩人だ」

「約束する 僕がついてる 一生かかってでも 僕は 君に 恩を返すよ」

--(中略 次の日、ひなたの学校の帰り道に零がいた。そして話をする)--

ひなた「てんとう虫って『天道虫』って書くの?なんでかな」

━━と、呟いたら

零「手をだして...」

--(天道虫がひなたの手をつたい、指先から飛び立つ)--

飛んでいく天道虫を見送りながら 零ちゃんが話してくれた

『天道虫』という名は むかしの人たちが この小さな可愛い生きものが

太陽に向かって 飛ぶところを指して つけた名前なのだと

3月のライオン第5巻 -166~179P-

ひなたはそのまま零の袖をつかんで、泣いていた。

個人的感想

やっぱりひなたは強い子ですね。

いじめられている友達がいても、私は絶対に助けられません。情けない話ですが。

自分がいじめられると分かっていながら、それでも助けるなんて。。

恐怖や不安が待ち受けていると知りながらも、

正しいと思えることを行動に移せる勇気と強かさに、ただただ尊敬します。

 

零はひなたの言葉で、気持ちが大きく変化したように見えました。

物語もそれぞれの気持ちも大きく動き出したように感じる名場面でした。

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