3月のライオン-アニメ映画情報まとめ-

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漫画

3月のライオン漫画第8巻 -個人的名言・名場面-(ネタバレあり)

2016/12/07

3月のライオンは、将棋漫画として話題となり、様々な賞を受賞するほど有名となりました。

しかしそれだけで有名になった訳ではありません。

将棋に関わる全ての人の物語が繊細に描かれており、感情移入しやすく登場人物のセリフが一つ一つ心に残るのです。

そのような人間模様を将棋と共に描かれた物語なので、有名になったと感じます。

 

今回そのような心に残る名言を紹介できればと考えています。

名言だけでなく、その名言が生まれたストーリーまで書いていますので、より分かりやすいかと思ってます!

あくまで個人的に名言だと感じたセリフを紹介しますので、

皆さまの感覚とずれているかもしれませんが是非見ていってくださいね!


 

桐山零と宗谷冬司名人との記念対局

名言8-1出典:3月のライオン第8巻 -28P-

新人王のタイトルを獲得した零。

記念対局として、名人・宗谷冬司との対局が決定した。

対局はもちろん宗谷冬司の勝利で終わったが

零は妙に晴々した気持ちでいた。

 

━━何だろう この感じは 初めてだ...

負けたのに 体がぜんぜん 疲れていない

気持ちが ぜんぜん重くない

勝てる訳が無いと思って はなから諦めて当たった訳では 決してないつもりだ

━━ただ強く解ったことは

 

経験も 研究も

「年の差」という時間の分だけ

圧倒的に追いつけていないということ

━━その差は どうやって詰めたらいいのかも

まだ解らなかったこと

出典:3月のライオン第8巻 -29P-

 

相手に対して失礼だとも感じていたのにもかかわらず

負けても清々しく楽しい気持ちでいる事が

零自身、解らなかった。

 

個人的感想

零は、将棋の神様・宗谷冬司と対局して

『年の差』という時間が勝敗を分けていることは理解していました。

ですが、解ったところで解決策は思いつかないと・・・。

そこが一番重要で、一番難しいところですよねー。

 

一つ言えるのは、

自分の出来る事から 一つ一つやっていけばいい

です!by林田高志先生

 

神様がついてくる

記念対局が終わり、新幹線で帰っていた零と宗谷。

しかし、台風の影響で運転見合わせのアナウンスが。

そそくさと乗客が降りる中、宗谷だけは気づかずに寝ていた。

 

零が宗谷を起こし、状況を説明するも

宗谷は全く聴いていない様子であった。

零は勘付いた

 

何も届いていないかのような表情に

胸がざわざわと騒ぎ出した

 

--(今までの宗谷の行動を思い出す零)--

 

すべてのピースが合致した

放ってはおけないと思い 手を引いた

 

この人の周りから 音が消えて見えたのではなかった

この人の中に 音が無いのだ

 

どうして? いつから?

━━━解らない

 

この人の耳には

もう

何も届いてはいないのだ

 

--続く--

零は宗谷を先導しながら、宿泊先を探しまわった。

宗谷の判断で、近くのホテルへ向かっていた

━━歩き出すと

歩き出す

━━立ち止まると

立ち止まる

━━僕の後を 静かに...

神様が出典:3月のライオン第8巻 -42~43P-

神様がついてくる

出典:3月のライオン第8巻 -37~43P-

無事ホテルへつくと、宗谷から感謝の言葉を言い渡された。

 

個人的感想

このシーン、3月のライオンの中で一番好きです。

どうしてでしょうね?分かりません。

けど、すごく好きなんです。

 

棋匠戦前夜

タイトル保持者・柳原朔太郎と島田開の棋匠戦前夜。

朋友のがんちゃんから、ある話を切り出された。

 

がんちゃん「━━定年を繰り上げてくれって、内示をもらってな。」

「5月いっぱいで退社したんだ... ま、早い話リストラだ」

「大事なタイトル戦の前日に、こんな景気の悪い話して、勝負に水を差したくなかったのに...」

「すまねぇ...朔ちゃん」

 

--(朔太郎はがんちゃんを慰める)--

 

朔太郎「これからは人生ゆっくり楽しんだらいいじゃねーか」

がんちゃん「━━女房もそう言ってくれた。娘もな...」

「でも」

「こえーなぁ、俺から仕事をとったら、何が残ってんだ?」

「こえーよ 朔ちゃん...」

「まるで 焼け野っ原にいるみてーだ」

 

--(中略)--

 

どこへ行っても 自分が一番歳上になってから

一体もうどれくらい経つだろう

(もう66だぜ? いつまでふんばる気だろう)他の棋士の声

(まだA級ってどういうことよ?)他の棋士の声

一緒に戦ってきた仲間もいつしか

一人消え...2人消え.....

 

最後に残ったものは

年老いた身体と

託されたこのおびただしい数の

たすき だけ.....

8-6出典:3月のライオン第8巻 -100P-

朔太郎「ああ...」

「━━重てぇなぁ」

出典:3月のライオン第8巻 -96~101P-

 

個人的感想

この棋匠戦自体が名場面で、長すぎるので

何分割かしたいと思います。

 

プロ将棋界で一番高齢の朔太郎。

一人また一人と知り合いが自分の元を離れていくのは辛いでしょう。

朔太郎の背中には、夢半ばで脱落した仲間の想いと『永世棋匠』へのプレッシャーが重くのしかかります

まだ対局は始まっていないにもかかわらず、かなり引き込まれますね。

 

関係ないですが、ネットゲームなどで仲の良い人が引退していくのって

なんか寂しいですよね。余談でした。

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棋匠戦当日 (中盤)

8-7出典:3月のライオン第8巻 -107P-

脱落していった仲間からの心の声が聞こえてくる。

(朔ちゃんどうか...朔ちゃんだけは頑張ってくれよ)

(俺が果たせなかった夢を...どうか...)

 

朔太郎「解っている 解っているよ」

「発する側には、そんな呪をかけるような気持ちは無い事を」

「ただ託された、幾百ものたすきに、からめとられそうになる夜があるだけで」

--続く--

「さて、そろそろ行きますか...」

朔太郎は老体に鞭打ち、対局室へ向かった。

 

対局は粘り合いだった

技術も経験も積み重ねてきた2人の

━━終盤にさしかかり、そして夕刻。

島田八段が大きく優勢となる一手を指した。

 

朔太郎はふと思い出す

 

記者「━━いつまでA級でいられると思いますか?」

「A級から落ちたら引退を考えますか?」

「若手の台頭をどう思われますか?」

 

(俺から仕事をとったら、何が残ってんだ?)

(こえーよ、朔ちゃん...)

 

そうだな、がんちゃん...

俺もずっと同じこと考えてる

━━でもまだ答えは出てねぇんだ

ただ、お前が立っているのが焼け野原なのだとしたら

俺はまだ焼かれているまっ最中だ

 

さぁて、行こうか

「勝つ事」も、そして「負ける事」すらいつだって

そうは簡単に決まっちゃくれないもんなんだ

 

今日もまた、火だるまになって

存分に苦しんでやろうじゃないか

8-9出典:3月のライオン第8巻 -107P-

--まだ続く--

個人的感想

自分の往く道がどこへ続き、どこへ向かおうとしているのかさえ分からない。

運命とはそんなものですよね。なるようにしかなりません。

 

柳田棋匠は、悩み苦しむ事を楽しんでいるようにも見えました。

さすが歴戦の大将といった雰囲気でかっこいいです...!

 

棋匠戦当日 (終盤)

柳田朔太郎の猛攻を紙一重で防ぐ島田開。

流石の朔太郎も褒めざるを得ない。

 

━━コイツはそうだ 『けやきの木』だ

ゆっくりとしか大きくなれねぇ代わりに

雨風に耐え、硬くでかい木に育つ

8-10出典:3月のライオン第8巻 -126P-

俺は、例えるなら何であったんだろう

━━そうだな、わからねぇな

例えてくれる先人も

もはや、ただの一人も無し

 

--(対局中にもかかわらず雑念が入る)--

 

おっとイカン、睨まれた

そんな顔しなくても、今、お前が優勢だよ

お前の方が...

 

 

━━━そうか、俺は、負けるのか

 

━━ずっと考えてた

俺から将棋をとったら

何が残るんだろう.....

 

--(その時、かつての仲間の声が再び蘇った)--

 

 

 

━━━駄目だ!!

8-11出典:3月のライオン第8巻 -131P-

 

わからんが、これは

俺が絶対に手離しちゃいけねぇもんだ!!

俺が担いで届けるものだ!!

 

精一杯頑張った人間が最後に辿りつく場所が

焼け野原なんかであってたまるものか!!

 

時が経てば、焼け野原には

嫌でもまた、あっという間に草が生える

 

一面の緑になる

それを一緒に見るんだよ!!

出典:3月のライオン第8巻 -105~135P-

棋士なら誰もが羨むような、

そんな大激闘だった。

個人的感想

第8巻の一番の見どころでした。

柳田棋匠の、将棋や仲間に捧げる想いが全面に表現されていて感動しました。

今まで応援してくれた仲間たちの期待や、

憧れを背負って立ち向かう姿は、

全ての男性が見習うべき雄姿ですね!!

 

棋匠戦当日 (対局後)

『さよならだけが人生だ』

━━誰が言ったんだっけ

せいせいとしたいい言葉だ...

 

一人ずつ欠けて行くことも解ってる

将棋からも人生からも

━━でもな、俺は覚えている

好きなヤツも嫌いなヤツも、

山程いたが、間違いねぇ

 

━━今の俺は、その

全部のカケラでできている

8-12出典:3月のライオン第8巻 -147P-

『たすき』ってのは『期待』だ

何百何千とかけられた、それは

時に、身動きさえとれぬ程

重いものであったが

 

火だるまになる恐怖からも、重く

逃げ出せぬように、縛り付けてくれていた

出典:3月のライオン第8巻 -126~148P-

個人的感想

A級で最高齢の棋士の言葉は本当に心に沁みます。

たった一局の対局の中にも、それまで積み重ねてきた全てのぶつけ合いです。

3月のライオンは、魅せ方が本当にうまいと感じました。

将棋を通した、数々の人間模様が折り合わさって出来上がっているのだなと!

 

私も66歳になった時の名言でも考えておきます。(笑)

 

まとめ

第8巻は柳田役太郎と島田開の棋匠戦の名場面が続きましたね!

実際に絵を見ながらの方が一番伝わりやすいと思いますので、

ぜひ原作を見られることをお勧めします!

 

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