3月のライオン-アニメ映画情報まとめ-

3月のライオンの漫画・アニメ・映画など様々な情報を発信していきます!

将棋 漫画

3月のライオン漫画第1巻に出てくる将棋用語や戦法とその心情 -『一手損角換わり』『振飛車』『居飛車』-

2016/12/07

この記事は、将棋を詳しく知らない人が『3月のライオン』をより楽しんでもらうための記事です。

作中に出てくる将棋用語や戦法を調べて、それがストーリーの中で何を示唆しているのかなど紹介したいと思います。

細かい戦略については3月のライオンの分かりやすい戦法の範疇を越えますので割愛します。

将棋の基本ルールはこちら→初心者のための将棋ルール

スポンサーリンク




 

二階堂晴信(以下 晴信)「ことは急を要するんだ 一手損角換わりなんて このまま のさばらせておく訳にはいかないんだよ!!」

桐山零(以下 零)「(え~...)じゃ 振飛車指せば いいじゃん」

晴信「オレは居飛車党なんだよ!!!」

3月のライオン第1巻 -131P-

これは零と晴信が零の家で対局練習をするシーンです。

いきなり3つの将棋用語が出てきましたね。

『一手損角換わり』『振飛車』『居飛車』

それぞれ解説したいと思います。


3月のライオン第1巻『一手損角換わり』

 

一手損角換わり出典:http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/2016/09/post-7610.html

角換わりとは、角をお互いが取り合うということです。

将棋の序盤は、いくつもの戦略の固定パターンが決まっており、そのうちの一つが角換わりです。

角換わりをすると、角が持ち駒になり空いている盤上ならどこにでも打つことができるため、戦略の自由度が上がります。

しかし、角が取られたことにより穴ができて攻め込まれてしまう可能性があるので、普通は銀や金や桂馬で壁を作って防御を固めます。

一手損というのは、後手が更に一手損をした状態なので、定石通りに動かす駒が一手分だけ前の状態にあるということです。

これにより、駒の空く場所が変わるため、そこを攻めにも囲い(防御)にも有効活用できるようになります。

要するに、あえて一手損して駒の動かすタイミングがずれることにより、定石では空かないマスが空いて、作戦の幅が広がる。ということです。

スポンサーリンク



3月のライオン第1巻『振飛車』と『居飛車』

居飛車とは

将棋の二大戦法の一つです。

序盤に、飛車を定位置付近、玉を左寄りに移動させて戦う戦法です。

晴信は居飛車党と言っていたので、飛車を定位置付近において戦う戦法です。

居飛車を使った戦法でも、早めに展開が変わる『急戦』か長時間かけて戦う『持久戦』によっても大きく戦略が変わります。

振飛車よりも比較的、攻めに長けている印象があります。

振飛車とは

将棋の二大戦法のもう一つです。

序盤に、飛車を左寄り、玉を右寄りに移動させて戦う戦法です。

居飛車とは逆ですね。

先に書いたように、振飛車でも『急戦』『持久戦』で戦法が大きく変わります。

組むのは簡単、受け身でカウンター狙いです。

打ち方から分かる心情(少々ネタバレあり)

晴信が「一手損角換わりをのさばらせる訳にはいかない」と言い、

零が「じゃあ振飛車指せばいいじゃん」と言ったということは、

居飛車党の人にとって、一手損角換わりは相性が悪い。

しかし、晴信は居飛車党だから振飛車は指したくないみたいです。

 

漫画では、晴信が零の戦い方を無理やり決めて対局練習を提案し出したので、

零が反抗した後にボソッと呟いていました。「そういう対策は一人でやる方が性に合うんだ...」と。

 

晴信はプライドがあって振飛車を使わない。

一方零は振飛車指せばいいじゃん。なので基本に忠実で順応性があるのだと感じました。

零と晴信、将棋への向き合い方からお互いの性格の違いが表れていますね。

こちらもどうぞ

3月のライオン漫画第2巻に出てくる将棋用語や戦法とその心情 - 『穴熊』『美濃囲い』-

3月のライオン漫画第3巻に出てくる将棋用語や戦法とその心情 -『風車』『相矢倉』『感想戦』『両者入玉』-

3月のライオン漫画第4巻に出てくる将棋用語や戦法とその心情 -『ゴキゲン中飛車』-

第5,6,7巻新用語なし

スポンサーリンク



-将棋, 漫画