3月のライオン-アニメ映画情報まとめ-

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漫画

3月のライオン漫画第2巻 -個人的名言・名場面-(ネタバレあり)

2016/12/07

3月のライオンは、将棋漫画として話題となり、様々な賞を受賞するほど有名となりました。

しかしそれだけで有名になった訳ではありません。

将棋に関わる全ての人の物語が繊細に描かれており、感情移入しやすく登場人物のセリフが一つ一つ心に残るのです。

そのような人間模様を将棋と共に描かれた物語なので、有名になったと感じます。

今回そのような心に残る名言を紹介できればと考えています。

名言だけでなく、その名言が生まれたストーリーまで書いていますので、より分かりやすいかと思ってます!

あくまで個人的に名言だと感じたセリフを紹介しますので、

皆さまの感覚とずれているかもしれませんが是非見ていってくださいね!

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零の2年目の順位戦

2巻22P出典:3月のライオン第2巻 -22P-

零は順位戦のことで憂いていた。

C級1組からB級2組に昇格できる人数は、勝ち星が多い順に2名のみ。

昇給には全勝か、それに近い勝ち星が必要だった。

しかし零はC級1組10人と対戦する中で、2連敗してしまう。

呆然としているうちに昇給する目を失った。

泳いで 泳いで 泳いで 泳いで 泳いで 泳いで 泳いで

泳ぎぬいた果てに やっと辿り着いた島━━━━

ここまで来ればもう大丈夫だ ここにさえ着けば... ここにさえ居続けられれば...

あれもこれもと多くを望まなければ 停滞を受け入れてしまえば 思考を停止してしまえれば

もうここはゴールで 

そして

もう一度 嵐の海に飛び込んで 次の島に向かう理由を僕は もうすでに 何ひとつ持っていなかった

3月のライオン第2巻 -20~22P-

個人的感想

これってやはり将棋だけではなくて、その道を極めようとするすべての人に当てはまることですよね。

遅かれ早かれ必ず挫折を味わうことはあると思います。

そんな時、「私はここまで頑張ってきたんだから、もういいよね」と、

妥協もしたくなりますし、また長く険しい道のりを最初から歩むなんて誰だって辛いはずです。

だって自分自身がその険しさを知っているんですから。

 

このセリフ、『泳いで』が7回も繰り返されています。

いかに長く険しい道のりだったのかが分かりますね。

零が挫折を味わって、どのように将棋に向かい合うのか見守りたいです。

二階堂晴信のアドバイスとひなた

川本家で零の負け試合のビデオを鑑賞していた時の事。

零が負けた対局の解説は二階堂晴信だった。

あかりの同級生である高橋から敗着の一手についての質問があった。

零はうつむき加減で答えた。

「オレのミス待ちで全然動かないから ミスするかどうかやってやろうじゃないかって思って....」

するとTVの向こう側から聞きなれた声が。

二階堂 カッコつけんな桐山っっっ!!!

本当に勝ちたいんなら粘れっっっ 攻めるだけじゃなくちゃんと守れっっ

最近のお前ちょっと変だぞ!?

三段リーグの頃のお前の方がもっと慎重でひたむきだった!!

『潔い』のと『なげやり』なのは 似ているけど違うんだ!!

3月のライオン第2巻 -69P-

二階堂からの熱いメッセージは続く。

「桐山聞こえているか!? もっと自分の将棋を━━━━」

「自分を大切にしてくれっっ 桐山っっ」

まだまだ二階堂からのメッセージは続いた。

「さすが親友っすね」

と高橋は羨ましそうに言う。

恥ずかしくなった零は思わず叫んでしまう。

「くっそ知るか!! 何だよその上から目線!!!」

それを聞いていたひなたが言った。

ひなた「いいなぁ」

零「え゛っっ いったいどこが...」

その後の 彼女の言葉に

ひなた「れいちゃんのでっかい声 初めて聞いた」

2巻72P出典:3月のライオン -72P-

僕は ちょっぴり 驚いた

ひなた「なんか楽しいね」

だって そんなコト言われたの

ひなた「ねぇ れいちゃんお願い ━━私にも将棋 教えてくれる?」

初めてだったんだ

3月のライオン第2巻 -72~73P-

個人的感想

二階堂はかなり熱い男で、零とは対照的ですね。

いつも零を気にかけていて、だからこそ零の指し方がいつもと違う事に気づいたと。

それをMHK杯という全国放送で叫んじゃうという(笑)

零もその言葉で気づかされたようですが、

それより恥ずかしさの方が上回っちゃって

大声をあげていましたね。

二階堂は確かにいい親友だと思います。

あそこまで言ってくれる人なかなかいないです。

 

あと、ひなたちゃんまじ天使。

「れいちゃんのでっかい声 初めて聞いた」

のときの満面の笑みが本当に可愛らしかったです。

あと、「なんか楽しいね」

っていった時も、切ったリンゴを笑顔で零に差し出してます。

なんてよくできた中学生なんですか!

そして「将棋教えてくれない?」のセリフ。

零のいる世界の事を少しでも知りたい。

零が夢中になる将棋というモノを知って、零に少しでも近づきたい。

そんな、ひなたらしい、健気な想いが込められたセリフだと思いました。

 

自ら悩みを打ち明けることはなく、本当の姿を見せようとしない零。

だけどひなたは、本来の零が少しだけ見れた気がした。

ひなたとしては、零の違った一面を見ることができて嬉しかったんでしょうね。

ひなたにはウルッとさせられる展開が多くてかないません...(笑)

そしてイラストを見ないと、この気持ちが半分しか伝わらなくてもどかしい!(笑)

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桐山零と松永正一の対局

2巻149P出典:3月のライオン -149P-

義姉の香子が零に言う

「気が重いでしょ 長年生きて老いた犬の首を しめにいくようなものだものね」

「わかるわぁ 誰だってそんな役 かって出たくないもの」

松永正一、棋士歴40年のベテラン。

そんな相手と零は対戦することとなった。

しかし松永は長年C級止まり。降級で引退を決意していた。

対局が始まり、零は困惑する。

松永の戦法や対策が甘すぎたのだ。

松永は、定まらない囲いの戦法を起用するも

結局零が勝利した。

対局後、松永と食事をし、帰りに松永が言った。

松永「勝てる気がせんかった」

零「え?」

松永「ほんの髪の毛一筋も 勝てる気がせんかった 会館につくまでは『どうやってカッコよく負けるか』 ばっかり考えていた お前はワシを知らんかったろうが ワシはお前の事 よく知っとった なにせ史上たった五人目の 中学生プロだ 40年盤にしがみついても 何の記録も残せんかったワシにはただただ くやしく まぶしい存在だった」

松永「ワシにはお前が ワシの将棋人生に幕を引きに来た 死神にしか思えんかった ただただ恐ろしく また そう思うおのれが情けなかった しかし あの対局室で正座する お前を見た瞬間 ━━━━思った」

松永「何と若く 美しい死神なので あろうかと」

 

--(対局前の零と『お願いします』の声が松永の頭によみがえる)--

 

続く

 

松永「幕を引く相手としては これ以上の者は ないと思った せめて正々堂々 戦って散ろうと... なのに それなのに ワシの中身が暴れ出したんじゃ」

松永「『死にたくない』と」

松永「最後に用意された 花道の上を 泥まみれでみっともなく あがきながらも どうしようも無く こみあげて来たのは」

松永「『負けたくない』 『負けたくない』 『それでもワシは負けたくない』 という 狂おしいばかりの気持ちじゃった」

まだ続く

 

零「松永さん... 将棋 好きですか...」

松永「━━知らん 知るもんか」

松永「勝った時は 叫び出す程 嬉しくて 負ければ 内臓を泥靴で踏みにじられるように 苦しくて 世界中に『生きる価値なし』と 言われたような気持ちに さいなまれた  なのにっ..... それなのに辞められなかった この気持ちを」

松永「そんな 言葉なんぞで  言い表せるものかっっっ」

3月のライオン第2巻 -146~150P-

個人的感想

グッとくるシーンですね。

零は先に書いた最初の名言の時には、

松永さんの様に辛く苦しい敗北を喫しています。

勝負って必ず、笑う者と泣く者に分かれるんですよね。

零も挫折を味わいましたが、

逆に言えば、零によって挫折を味わい、泣く者もいるということですね。

 

一回の勝負だけでは分からない、人ひとりの人生の物語が

3月のライオンには鮮明にこと細かく描かれています。

本当に魅力的な作品だと感じました。

ちなみに松永さんは将棋続けるそうです。

 

桐山零と安井六段との対局

安井六段は、負けると家庭で荒れてDV行為を繰り返していたため、離婚が決定していた。

そんな父親を見ても娘は

「クリスマスまでは パパと一緒にいたい」と言った。

香子は毒を含ませて言う

「勝って帰ってきたパパと 負けて帰ってきたパパ」

「さぁ... 最後のクリスマスの思い出に ピッタリなのはどっちかしら?」

 

そして対局中の出来事。

安井は、中盤のたった一度のミスで戦意を失い、立て直すことができなかった。

安井の溜息からかすかに、アルコールの匂いが漂う。

そのまま零の勝利となった。対局室を出る安井。

零がふと目を向けるとクリスマスプレゼントの入った紙袋が置いてあった。

零は出て行った安井を追いかけ、紙袋を渡す。

「オレんじゃない 知らん」

と、あからさまな嘘をつく安井。零は言い寄る。

2巻179P出典:3月のライオン -179P-

すると、安井が呟いた

「あ~あ、最後のクリスマスだったのにな...」

言うと同時に、零の手から思い切り紙袋を奪い取った。

あまりの衝撃に、一瞬体が固まってしまった。

零はいてもたってもいられなくなり、

あてもなく、息が切れるまで全力で走り続け、やがて立ち止まった。

そして叫ぶ。

零「はっっ はぁ はぁ.....」

零「あああーーーーーーっっ ーーーーーっっ」

零「みんなオレのせいかよ!? じゃ どーすりゃ良かったんだよっっ」

零「ふざけんなよ 弱いのが悪いんじゃんか 弱いから負けんだよっっ 勉強しろよ してねーのわかんだよ 解ってるけどできねーとか言うんなら やめろよ!! 来んな!! こっちは全部賭けてんだよ 他には何も持てねーくらい 将棋ばっかりだよ 酒呑んで 逃げてんじゃねーよ 弱いヤツには用はねーんだよっっっ」

--(叫び疲れ呟くように言う)--

零「逃げるならっ 逃げれるくらいなら なんで...」

戦い理由が無いとか言いながら 本当は 身の内に獣が潜むのを知っている

まわりのモノを喰いちぎってでも 生きていく為だけに 走り出す獣 戦いが始まれば どうしても 生きる道へと手が伸びてしまう

誰を不幸にしても どんな世界が待っていても

3月のライオン第2巻 -185~189P-

個人的感想

3月のライオン屈指の名言ですね。

全ての世界は弱肉強食。

その人にどんな物語があろうと勝負には負けてもらうしかない。

 

零は優しいですね。優しいからこそ怒ったんでしょう。

「なんであの時勝ちを諦めたのか」と。

「お前の家族や将棋に対する思いはそんなもんなのか」と。

「将棋に人生をかけている人たちに失礼だろうが」と。

他にもいろんな思いがごちゃごちゃになって叫んだんだと思います。

気迫ある名言でした。

 

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